兵庫県公立高校入試まで4ヶ月、どう対策する?

 

 今年の3、4、5月はコロナで色々ありました。

ですが、兵庫県公立高校入試は例年と変わらずやってきます。

 試験範囲変更についての議論もなされましたが、最終的には「変更はなし」、教科と教科の間の休憩時間が5分延びたくらいです。

 

 気づけば入試まで4ヶ月💦😆

公立入試1ヶ月前には私立高校入試、推薦特色選抜入試が控えています。

 

 何をしていいのかわからないという生徒さん、

焦る気持ち💦はわかりますが、その焦りで気を動転させるのではなく、

焦りを「やる気」に転換してください💪

 

そして3ヶ月後、4ヶ月後にはベストな状態に持って行ってください😄

 

 今何をすればよいのか、塾長の私が思う所を述べたいと思います。

 

1.学習時間はたっぷり確保する

 まず、

ここに来て、「勉強時間は1日30分・・」なんて人はいないですよね❓❕

 『人生初の受験』という人が大半だと思いますが、中3生、受験生、少なくとも1日4時間は学習時間を確保してください。

 ぶっ通しで4時間がきつい人は、1~1.5時間を3~4回に分けてメリハリをつけて進めてください。

 正直、やることはたっぷりあるはずですから・・・

 

 「1日6時間やってる❕」という人は、「集中」と「休憩」をうまく両立させて、とにかくメリハリ❕内容の濃い学習時間にしてください。だらだらとりあえず6時間なら、集中の3時間の方がよっぽど効果的です

 

 

2.今一番やるべきことは❓❕

 今、一番やるべきこと・・・それは「期末テスト対策」です!😄

 公立入試の半分を占める内申点、

この内申点は、

「中3の1学期+2学期の定期テスト」

「年明け1月が最後となる、年4回(例年なら5回)の実力テスト」で決まると言われています。

 

 そしてその中でも公立入試に大きなウェイトを占めるのが『副教科❕』です。

 2学期の期末テストで行われる、4つの「副教科」が内申点では最重要と言っても良いでしょう。

 

 副教科は、教科書、ワーク、学校プリントを必死でやれば、取れます🤔

「音楽は才能」「美術はセンス」などと言うのは、プロの世界です。

 中学校の副教科なら、努力で何とかなります💪

 

「実技」はベタですが「一所懸命取り組む❕」ことです。下手でも、下手なりにやるんです。

 この副教科でいかに「4」を量産できるか、そして「5」をいくつかでも取れるか、ここが勝負です💪

 

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 そしてもちろん主要5教科についても、

得意教科は「5」「4」を狙えるよう、間違っても「2」をつけてはいけません。

 「2」が少しでもあると、厳しいようですが公立は難しいと考えて下さい😖

 

 9教科を期末テストまでに仕上げるためには、

・テスト3週間前には、主要5教科

・テスト2週間前には、副教科4教科

ある程度仕上げておかないといけません

 

 残り2週間で

・曖昧箇所の見直し

・暗記教科の徹底暗記

・ワーク類の反復

・英語教科書の暗唱など、

これで終わり!とはなかなか言えないほど、やることはあります。

 

 これを9教科どうやってバランスを取るか

とてもこなせそうにない人は、教科に優先順位をつけて取り組みましょう

 

 当然ながら、提出物、学習態度、部活や委員への積極度合いと言ったものも内申には加味されます。

 

 ちなみに、最終的に自分の内申点が何点だったのか?

学校は教えてくれません。自分なりのベストを尽くすのみです💪

 

 

3.中1・2年範囲の復習をしておく

 「中学生は定期テストに追われる」と以前私もブログに書きました。

 どんどん進む学校の授業内容を理解することでいっぱいで、中1、2の振り返りができていない・・なんてことはありませんか?

 

 人間は忘れる生き物です。

 中1後半や、中2最初の理科、社会の内容を覚えていますか?

 夏休み、春・冬休みに復習に励んでこなかった生徒さん、3年間分の「英数国理社」を残り3ヶ月、4ヶ月でこなすのは正直至難の業です。

 

 特に、積み重ね教科である、数学と英語がさっぱり・・という生徒さんは・・・うーーーーん(>_<)

 

 数学なら、

大問1の計算問題一次関数確率y=ax^2の基礎範囲だけはマスターできるように、必死に頑張って下さい。

大問2以降の(1)(2)の得点狙いとなります。

 

 英語なら、

英文法のまとめ本(あまり分厚くないもの)をとにかくスピーディに繰り返し見直してください。

 英語は言葉です。「頭では理解できた!」だけでは不十分です。

 それをある程度使いこなすためには、「言葉」ですから、繰り返し触れ英語がたった5つの文型でしか成り立っていないことに「感覚」として気付けるよう、あるいはそれに近づけるよう、こちらも必死で英文法に触れてください。

 

 そして、肝となる英単語+英熟語です。

発音を声に出し、英単語一つに対し意味を最低1つ、頭に叩き込んでください。1つの英単語に長時間を使ってはいけません。スピーディに(1単語10秒)進め、ひとまとまりが終わったら、即座に最初に戻り、3回以上反復してください。英単語+英熟語はガツガツさが必要です。

 

 後回しになりがちな国語は、

文法・古文・漢文の基本事項は素早く復習してください。

 「漢字」や「言葉」などは今から短い時間でもいいので、毎日コツコツ取り組んでください。

 

読解問題」は正直、今からの短時間で読解力が飛躍的に伸びることは期待できません。

 実際の過去問や読解問題に触れ、文章を読むスピードテスト時間配分、ちょっとした読解テクニック、とったものを身につけることに専念しましょう。そのためには、問題を解き終わったらすぐに見直し!解答・解説を読み、その答えに至った根拠を学んでください。

 

 ただし、国語読解対策に時間をかけすぎて、他教科の時間が取れなった・・なんてことにはならないように!!

 

 理社は、「1年の最初からコツコツ・・・」がもちろん理想的ですが、残り時間を考えると、

まずは「自分が苦手な分野」、例えば「テストでいつも得点できない電気・電流の分野」「私は歴史の年代順を聞かれるといつもわからなくなる」といった曖昧箇所から潰していってください

 理社も「じっくり一つずつ」よりも「ガツガツ何回も」の方が効果が出やすいと思います。(生徒さんの性格やタイプにもよりますが・・・)

 

 

4.公立高校の過去問に触れる

 「敵を知らずしてどうやって戦う?」という言葉に則ると、

 「4ヶ月後に出会う敵がどんなものか」全体像だけでも知っておく必要があります。

 日々コツコツ鍛錬をし、いざ敵と出会ったら手も足も出なかった・・・ではお話になりませんよね。

 

 当然、まだ習っていない単元もあるでしょう。ですが、

 

 数学は「円周角、三平方の定理、標本調査」は飛ばしたとしても一度50分計って問題に取り組んでみましょう

 

 英語は「関係代名詞までマスターできていれば、「まだ習っていない」はほぼ回避できると思います。兵庫県の英文量の多さを知っておいてください。

 

 国語こそ、この過去問に力を入れてください

「3時間かけてじっくりこの問題を解きなさい」では決してないのです。

50分でいかに文章を読み解き正解を導き出せるか

国語の中でも「暗記傾向の強い内容を如何に取れるか、このあたりを意識して取り組んでください。

 

 理科兵庫県の問題は超難問と言われています。

昨年こそ平均点が55.1点でしたが、それ以前は平均40点台、ある年度では30点台、なんてのもありました。

 「単なる暗記だけでは解けない!」のですが、

理科が苦手な人は、せめて暗記物で得点し比較的易しい計算問題やグラフなどを読み解く問題で正解を得たいですね。

 

 社会グラフ、表を如何に読み解くか、過去問を解けばそのウェイトの高さがわかります。

 教科書とワーク類、そして過去問です。

 

 

5.模擬試験で自分の現状を知る 

 今は漠然としている志望校も、間もなく「ここ!」と決めなければいけません。

 単に偏差値(入りやすさ)だけで決めがちですが、

もちろん自分が通う学校なのですから、

どんな学校なのか」「何に力を入れているのか」「大学進学状況はどうなのか」「校風は」「通いやすさは」「先輩たちの評判は」などといった情報も知っておくべきです。

 

 今年はコロナの影響で、オープンハイスクールが中止されたり、例年よりも学校を実際に見に行ける機会が少なかったです。

 ですが、今はネットでも多くの情報が得られます

 自分が目指す学校がどんな学校なのか、それを知ることで、がぜんモチベーションにも影響します!

 「っしゃ!やるぞ!!」💪と思えること、

これは今からの追い込みの最大の原動力に実はなるんです。

 

 そして、その上で模試結果による「志望校判定」は重要です

いくら「行きたい!!」と言っても、学力が追い付いていなければ残念ながら行けません。「試験」なのですから、当然ですよね。

 

志望校を決める際の基準は、

 

中学校の懇談で、過去の先輩たちのデータから得られる志望校

塾の過去の実績データから得られる志望校

模擬試験から得られる志望校

(その他、・ある人から「君なら○○高校に行ける!!」という太鼓判)

などがあります。

 

 「持てる力を本番でしっかり出せるか」、

最後の最後はメンタル面が合否を分ける大きなカギとなりますが

やはり、模擬試験などから得られる

根拠ある「数字」「データ」というものが志望校選定には必要だと思います。

 

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 上記で「今やるべきこと」を述べましたが、

「内容」もさることながら、

実はこれらをどんなスケジュールでこなすかが大事なんです🤔

 それを自分で考えるのか、それともそれを示してくれる人が周りにいるのか、状況は色々でしょうが、

 

1.2学期期末テストは最優先で取り組む(副教科は特に重要)

2.比較的定期テストに追われないで済む「夏期講習や春期講習(=つまり学校が休みの時期)」に中1・2の復習に取り組む

3.積み重ねが必要な数学と英語は、やはり普段から積み重ねておく(最後の追い込みでも何ともならない可能性大)

4.2学期期末が終わる11月下旬からは、完全に受験モードに入る(今までの復習、曖昧箇所のガツガツ見直し、過去問に触れる)

5.入試までの時間を考え、優先順位をつけて取り組む

 その際、1週間単位くらいでやることを書き上げ計画してみるのがオススメです

6.兵庫県は内申点が50%、つまり3月の入試前に半分の点数は決まっている⇒一発逆転は他県に比べ難しい。いかに普段のコツコツ(=定期テスト)が大事かということ

 

以上、

この長い長い文章を読んでくれた生徒さん、

あなたは今「やってやろう」と燃えている生徒さんだと思います😁💪

 

 高校受験は一生に一度。

 

絶対悔いを残さないように、完全燃焼で臨んでみてはどうでしょう

 

 後の人生において、

その頑張りが、より良い人生を歩むための原動力になること』に

あなたもいつか気づきますよ

 

 経験者が言っているのですから、嘘も本当もありません。

 健闘を祈ります😄💪

 

 

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 神戸市中央区三宮町(三宮・元町)個別指導個人学習塾 「順進塾」

兵庫県公立高校入試過去問の写真画像