兵庫県公立高校入試まで2ヶ月、どう対策する?(その1)

 

 兵庫県公立高校入試まで2ヶ月。

 

・今からでも点数を上げられるのか

・どう対策をすれば良いのか、この2点について、2回に分けて述べたいと思います。

 

まず今回は、

■今からでも点数を上げられるのか?

 

 答えはもちろん「Yes」です😄

 

 では具体的にどの教科の点数を上げられるのか?

 

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一番上げられる教科は、皆さんの予想通り、

「社会」、そして「理科」の暗記系教科です。

 これまで数学・英語に主に力を入れてきた人が多いと思います。(積み上げ教科なので)

 

 社会、理科については、

「3年生で今習っている公民の範囲はまあまあ頭に入ってるけど・・」

でも1、2年範囲の歴史は正直やばい・・・」

「力とエネルギーは最近やったので何となくいけるかも・・」

「地震?天気?地層?いや、全部曖昧かも・・・」といった人は多いと思います。

 

 入試は「3年間で習ったところ」が出題範囲です。当然ですよね。

 1ヶ月半後には私立高校入試があるので、数英国の3教科がどうしても気にはなります。

 ですが、残り2ヶ月をうまくスケジューリングし、公立入試までに1~3年全範囲を最低でも2巡、見直しができるようにしてください。(苦手な単元は2巡以上)

 

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 取り組む内容ですが、できる人以外は、「新しい問題集に手を出す」ことは避けてください

 

 人間の記憶は、繰り返すことで深まります。

「あの左ページに載っている、あの資料、写真、表、グラフ」という風に人間の記憶は、単に脳みそに活字を覚えこますだけではなく、視覚や聴覚を使って記憶させる部分も少なくありません。

 同じ問題集を繰り返すことで、それらの効果が上がります

 

 ですから、今までやってきた問題集を中心に取り組み、曖昧なところはやはり「教科書」の該当する部分を読み込んでください。(教科書もこれまで何度か目を通していますよね。)

 そこには入試に重要な、写真、グラフ、実験状況などのいわゆる「資料」が充実しています。

 公立入試問題の社・理が資料だらけなのは知ってますよね?

 

 今までの問題集はほぼできているという人は

その見直しをもう一度しつつ別の問題集を補助的に使うのは良いですけどね!

 

 社・理はやっただけ点数が上がります。上がり方は人それぞれですが。

 

 あとご存じのとおり、兵庫県公立入試では、社会の平均点は比較的高く、理科はどうして?というほど低いです。

 

 理科が超得意という人以外は得点しにくい理科、

計算問題やグラフ・表の読み取り問題ももちろん大事なのですが、苦手な人は、せめて暗記系で取るという考え方もありますので

 

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 次に点数を上げやすい教科は、「国語」です。

えっ?国語が?と思う人は少なくないでしょう。

 

 国語が苦手、文章が苦手という人は多いです。

ですからこれまで「読解問題」というものにあまり手をつけてこなかった人は多いでしょう。

 だったら、今から読解対策をするの?

 

 いえ、正直に言います。

今から読解対策をしても、やった分だけの跳ね返りは期待できません。つまり、今から「読解力」は上がりません。

 

そこで国語対策は、

やればアップが期待できる、「文法・漢字・古文・漢文・ことば・表現技法」に絞って今までやってきた問題集を2巡繰り返します

・それで足りなければ、新たな文法本を購入するのも良いのですが、それよりも学校で配られる「便覧」を読み込むことをおススメします

 国語表現技法、活用などが詳しく載っています。

便覧を参考書的に読み込んでみてください。

・で、読解は放置すれば良いのか?と言うと、

ここで活躍するのが「過去問」です😄

 

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・実際の過去問を必ず時間を計って解きます。

・その時、本番を意識して全集中で読解問題に取り組んでください。

 そして取り組んだその後が最重要です。

 

・問題を解き終えたら、時間を置かず答え合わせをしてください。

・そして、特に読解問題は、答えの解説をしっかり読んで、なぜその正解にたどり着いたのか、その根拠をしっかり理解してください。

 取り組んだ直後でホヤホヤ、かつ問題文の内容の記憶が鮮明なうちに、「答えにたどり着くための根拠」を学んでください

 それが読解問題を解くために必要な「読解力・読解技法」を短時間で効果的に養う方法です。

 いくら文章を読むのが嫌いな人でも、その時だけは真剣に文章と向き合ってください。

 

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 残り、数学と英語です。

 

 最初に言っておきます。

数学も英語も、確かに今よりは点数を上げられます。

 ですが、特に英語。

 

 たとえば、英語が1年生から嫌いで、何もしてこなかった人、

その人は正直どうにも手はありません。

 英語だけは、直前に上げることが叶わない教科だからです。

 

 数学ならまだ手があります。なぜなら、計算、図形、関数などの多くの単元があるため、その中から自分ができそうな単元を集中して取り組むことで部分的に上げることができるからです。

 

 ただ、数学の基礎となる、計算(小学算数含む)や式の移項などがわからない人は、ごめんなさい、その人も少し難しいです。

 公立の大問1の計算狙い(解の公式も覚えて慣れる)、あと各大問の(1)狙いで得点するしかありません

 

 公立入試に必ず出る単元は、

・一次関数

・確率

・証明

・y=ax2 です。

 もちろん、計算、因数分解、平方根、角度などは必ず出ますし、最近は箱ひげ図も可能性が高いでしょう。

 上記の単元の「基本」に絞って繰り返し問題を解いて慣れて下さい

 

 英語については、手がないと言いました。

 私立高校対策なら、発音、英単語、英熟語、重要構文などの暗記で得点できる問題もありますが、兵庫県の公立入試の問題はそれら単発問題がもはやなくなってきているため、一夜漬けの対策ではどうにもならず、他教科での点数アップを図ることをおススメします。

 

 ある程度できる人は、

数学は「過去問を解いて、間違った単元を今までの問題集で復習」という形を取ってください。

 正答率50%程度の問題なら必ず解ける状態を作ってください😄

 

 英語は過去問の英文に真剣に向き合ってください

長文問題が苦手という人は多いのですが、

長文問題は、今までやってきた短文が数多く集まっただけです。

 

 今から訓練すること、それは英文の訳し方です。

どういうことか説明します。

 

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 英文を訳していくのは前から前から、短文を一読して後ろから訳している時間はありません

つまり、

 

「A Japanese man who used to study dolphins got an idea to improve this problem.」

 という英文があった場合、この文を最後まで一度読み終えた後、

「イルカについて研究していた一人の日本人の男性が、この問題を改善するためのアイデアを手に入れた」とうしろから訳すのではなく

 

英文に沿って前から前から訳し

「一人の日本人の男性、(彼は)イルカについて学んでいた アイデアを手に入れた この問題を改善するための」

 と前から前から訳しながら進んでいく、つまり、英文を読むのは1回、一撃で訳していくのです

 

 英語で得点を上げたい人は、これをマスターしないことには、おそらくすべての英文に目を通すことができず、タイムリミットになるでしょう。

 「前から前から」を常に意識しながら、この訓練を続けてみてください😄

 

 ざっと、教科ごとの点数の上げ方について述べてみました。

 

 次回は、

 

『兵庫県公立入試、どう対策をすれば良いの?』

について述べていきたいと思います。

  

 

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 神戸市中央区三宮町(三宮・元町)個別指導個人学習塾 「順進塾」

兵庫県公立高校入試過去問の写真画像