兵庫県公立高校入試まで2ヶ月。
2回目の今回は、
『兵庫県公立入試、どう対策をすれば良いの?』
について述べていきたいと思います。
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■どう対策をすれば良いのか?
まず、最初にやることを簡潔に述べます。
1.2学期ですでに決まっている内申点を250点換算で計算してください。(2学期終業式でもらった成績表から換算。5教科の各評点×4+副教科の各評点×7.5、オール3なら150点、オール4なら200点)
2.目指す公立高校の合格ラインと照らし合わせ、3月の学力テストで何点必要かを算出してください。
※合格ラインは、公表はされておらず正確な点数はわかりません。ですがネットで調べればおおよその点数は知ることができます。
3.学力テストで必要な点数がわかれば、その点数を超えるために必要な5教科の目標点(過去問での)を設定してください。
以下に具体例を示します。
<具体例>
国4、英4、美4、技家4、それ以外3 ⇒ 内申173点
志望校 六甲アイランド高校 ⇒ 合格ライン315点
3月の学力テスト必要点 =315ー173=142点
学力テスト5計必要点 =142点×2倍=284点
(※250点を500点満点に換算するため2倍)
5計で284点以上にするために過去問での目標点数を決定
⇒国70 数65 社75 理60 英70 (5計340点)
ここで気づいた人もいるかも知れませんが、
5計の必要点が284点なのに、目標点は340点?
随分点数に差があるのでは?と。
それについては後で述べたいと思います。
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さて、公立入試対策をする上で、「過去問」が超重要であることは皆さんもわかりますよね。過去問が、皆さんが2ヶ月後に対峙する実際の問題なのですから当然です。
そして超重要であるからこそ、その取扱いは大切です。
ここで、過去問においてやってはいけないことを述べます🙅
・「どんな問題だろう?」と、何気にページをめくり、気が向いた問題だけを解いてみること
・自宅のリラックスできる自分の部屋で、時間も計らず問題を解くこと
何故かって?
入試に合格するためには、もはや
「その問題が解けるだけの学力を身につけておく」
だけでは足りないのです。
正直に言いますと、『受験は、最後はメンタル』です😄
・どんなにできる子でも、本番に緊張してしまい、焦ってしまった・・・
・最初の教科である国語でしくじって、それを最後まで引きずってしまった・・・
となっては、今までの模試判定や過去問の点数は吹き飛んでしまいます。
つまり、『いかに普段の力が本番で出せるか』が大きな鍵になります。
ですから、過去問を解くときには、できるだけ本番に近い状況を作り、緊張感を持って取り組まなければ、「意味がない」と言っても過言ではないんです。
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兵庫県の公立入試は正直「時間」との戦いです。
どんなに数学が得意な人でも、50分間であれだけの問題量と難易度の問題を解き、100点を取ることは限りなく困難です。
いや80点を取ることさえ容易ではないでしょう。
2時間与えるから、この問題をじっくり解いてみて、とは訳が違います。
焦って計算間違いを・・・本当はわかっていたのに勘違いを・・
問題文読み間違えた・・・
現実には、かなり多くの生徒さんがこのような事態に陥ります。
だからこそ、過去問は時間をきっちり計り、「これが本番、しくじったら不合格になる」くらいの思いで、かつその上で落ち着いて、リラックスして臨める、その訓練を本番前にする必要があるんです💪
これらを踏まえ、当塾の生徒さんには、過去問を自宅ではやってもらいません。
塾で時間を計り、周りがザワザワする中でも平常心で解ける訓練をします。
そして、公立の問題の傾向、難易度を体になじませられるように、と意識して取り組んでもらいます。
それでも、です。
塾で出した過去問の点数と同じ点数を、本番でも出せるか、というと・・・
答えは「No」なんです。
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かつての女子生徒さんの中には、極度の緊張のせいか、塾では5計350点近く取れていたにも関わらず、本番の点数は、フタを開けてみれば260点。90点も下がっていた、なんてこともありました・・・
つまり、「本番の点数は、過去問での点数よりも下がるもの」と認識して目標点を決める必要があるということです😯
それが上で述べた、「5計の必要点が284点なのに、目標点は340点?」の回答です。
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ちなみに、その女子生徒さんの結果がどうだったかと言うと・・・
点数の落ち込みのため、第一志願校は逃しました。
しかし、第二志願校には合格することができました。それはなぜか?
ずばり内申点です。彼女は内申点を200点持っていた😊
そのおかげです。
本番に緊張しようが、しくじろうが何の影響も受けないもの、それが内申点であり、自分の最初からの持ち点です。
今さら内申点の低さを嘆いても仕方がありませんが、兵庫県公立入試において、内申点がいかに重要でいかに力強いものかを大きく物語っていますよね。
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次に、
入試前は過去問を解きまくるのが良いと耳にします。
確かにその通りで、過去問に慣れることはとても大切です。
また、そうすることで、本番の焦りを少なくすることもできます。
ただし、何の考えも目的もなく、文字通り「やみくも」に取り組むのは避けてください。
以下に留意点を示します。
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■過去問を解く際、留意する点は?
・50分間を、どのくらいのペースで解いていけば最後まで到達でき、ミスを少なくできるのか?
半分の25分で何問目くらい、などおおよそをつかんでおくのが良い。
・時間に追われる教科は、数学、英語、たまに国語。もともと問題量が多いんだと認識しておき、だからこそ焦らない。
・難易度の高い問題は捨て、易しい問題を確実に取る、その境界の見極めをつかんでおく。
・公立入試問題は、できる子、そうでない子、あらゆる中3生が同じ問題に取り組む試験。当然正答率が90%以上の問題もあれば、正答率1%なんて問題もある。
一番鍵となるのは、正答率50%~60%の問題。これを取れるか取れないかにかかっている。
そのことに気づくと、自ずと今からどんな学習をすれば良いのかが決まる、とも言える。
・必ずしも80点を取る必要はない。
上記でも述べたが、志望校に対する自分の各教科の目標点を事前に立てたと思う。もちろん当日の問題が易しければより高い点数を狙いに行っても良いのだが、とにかく平常心で、日頃の力を出すことが、最終的にベストな結果を生む確率が高い。
そのため、事前に立てた「自分の目標点に届けば良し」程度に捉える。
何としても得点せねばと力むと、その分焦りが生じ逆効果になる可能性が高い。
目標点を目指すことを意識し、そのために必要な学習を各教科ごとに今からしていく。
・過去問は同じ年度の問題を、少し時間を空けて解いても良い。
とにかく時間配分を体にしみ込ませることが本番のリラックスにつながる。5年分を1回ではなく、2回、多くて3回しても良い。
・市販の過去問題集は5年分掲載されているが、1年分だけは手つかずの状態で残しておき、2月の最後か3月の最初に力試しで取り組むのがおススメ。
そこであまりにも点数が取れないと落ち込むことにもなりかねないが、本番直前の緊張感を味わう予行演習としてはベストだと思う。
『兵庫県公立入試、どう対策をすればよいの?』について、
主に過去問の取り組み方、目標点数の決め方等について述べた。
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最後に少し。
今、公立高校入試に向かって頑張っている皆さん、あなたたちには本当に心からエールを送りたいと思います😊
兵庫県の高校入試には大きく2つ、
「公立入試」と「私立入試」、言い換えれば「併願」と「専願」があるわけですが、「併願」は単なる2択のうちの1つ、では決してありません!
だって考えてみてください。
併願、つまり公立入試を目指す皆さんは、「公立高校入試を受けることのできる資格を得るため」の「内申点」という第一関門をこれまでに突破してきたわけです💪
その内申点を得るために、定期テストや提出物、授業態度などを日頃から意識し励み、副教科で4や5を取れるか、せっかくの4が3に落ちやしないか、などと思い悩んだり、自分と向き合って頑張ってきたわけです。
そんなの当たり前だと思うかも知れませんが、塾講師をこれまでやってきた私から見れば、「最終的に公立高校を受験できる」ということは実は容易ではなく、それ自体一つのハードルであることを実感しています。公立を狙いたくても狙えない生徒さんもたくさんいるんです。そのことは是非皆さん知っておいてください。
そしてその内申点がほぼ決まった今、その内申点を自分の持ち点として、次の第二関門である「志望校」へと目標を変え、その目標に向かって再び励んでいるわけです💪
公立高校への憧れ、その他色んな理由があるにせよ、
2択のうち、はるかに困難で、そしてやりがいがある「併願」という道を皆さんは選んだんです。
そのこと自体、私は称賛に値すると思っています。
「努力すれば必ず報われる」とはさすがに言いません。
ですが、
「努力した事実と経験は、皆さんの血となり肉となりこの先の人生ににおいて、必ず生かされます」
3年後、10年後、50年後(50年後はさすがに私も経験していなのでわかりませんが・・)、必ず!です。
頑張っている姿を見ると、ついつい応援せずにはいられない私なので、
うちの塾生の皆さんはもちろん、これを読んでくれているお顔も知らない皆さんのことも心より応援しています!
残り2ヶ月、悔いのない受験ライフを!!!💪😄
最後までお読みいただきありがとうございました。
神戸市中央区三宮町(三宮・元町)個別指導個人学習塾 「順進塾」
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